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船橋市介護保険住宅改修費受領委任払い登録業者

広報ふなばし 掲載記事紹介

広報ふなばし「船橋 力」に女性で初めて当社代表取締役が掲載されました。

平成25年(2013年)3月1日号

広報ふなばし 船橋力 掲載記事

船橋 力 その④

経営者と母親 手を抜かず全力で!

土佐工業㈱ 代表取締役 柴田久恵さん(40歳・三咲4)

 「私にとって、作業現場が原点。今でも無性に出たくなるときがあるんですよ」
元は美容業に就いていた。
希望した職業ではあったが、薬剤が肌に合わないこともあって、別の進路を考え始めたころ、父親から声がかかり、勤めていた建設業を手伝った。ときには汚物を扱うなど、現場は決してきれいな環境ではなかったが、"自分に合っている"と直感した。
そんな姿を見て、父親は会社を新たに興すとき娘を代表取締役に指名した。このとき、若干21歳であった。
経営者はもちろん社員にも女性が少ない業界で、周囲に受け入れてもらえないことも少なくなかった。それでも、やるからにはと勉強を重ねて関連のある資格を取得し、その一方で、会社の経営基盤を強化していった。
こうした努力や根っからの明るい人柄が徐々に理解さえるようになり、周りの反応も変わってきた。今では、同業組合の役員に推されるほどだ。
そんな柴田さんも、家に帰れば2児の母親。仕事は忙しいが、家では仕事のことは忘れる。気持ちの切り替えと子どもの応援が、仕事の充実につながっている。
会社の経営理念には、"社会貢献"を掲げる。地域のお役にたてればと、自治会の防犯パトロールや青年会議所の活動などを個人で始めたが、異業種の人たちに刺激を受けたり、感謝の言葉をもらったりするうちに、周りの人たちの意識も高まり、会社全体での取り組みへと変わっていった。
「広がった交流が私の財産となっています。仕事や子育てはもちろん、地域の活動も手を抜きたくないですね」パワフルな行動で吹き込む新しい息吹が、業界だけでなく、地域にも新鮮な刺激を与えている。

「広報ふなばし」No.1300号より記事を抜粋させていただきました。